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チベット
八角街の食肉店

 ラサの旧市街である八角街は大昭寺を中心とする曼荼羅のように重層的で複雑な広がりをもつ。
  大昭寺自体が主屋の周りにマニ車が並ぶ中通路が囲み、マニ車を回しながら進む大勢の参詣者の行列が絶えない。その大昭寺を囲む歩道の両側にはみやげ物屋や仏具を売る屋台がぎっしりと並び、人ごみで歩くのも容易ではない。そのまた外側がラサの人々が買い物をするバザールになっていて迷路がどこまでも続く。風変わりな構えの店を一軒一軒覗いて回ると時間がどんなにあっても足りない。
  そこを抜け出たところの大通りに面して、食肉店が幾つもかたまる区域があった。どの店も台の上にはゴロンところがした肉の塊が一つ二つと細切れを盛り付けたバットが一皿あるだけであとは台秤がある単純サッパリしたものだ。何の肉か分からない。店主は台の奥に腰掛けて手持ち無沙汰げに客を待っていた。
  看板の一番上の文字はチベット語で、ここのサインは常に現地文字と漢字の併記となっている。日本のように隣国の文化の一端として自主的に取り入れたものか、支配される国として使わされているのか、どちらなのだろう。

(2003年 1月)

●関連エッセー「ヒマラヤ山脈を超えて〜標高4300メートルで食べたそうめんの味」

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隣の肉屋さん 八角街の賑わい
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