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アイルランド
静かな町の大いなる訴え
アイルランドと聞けばイギリスとIRAが抗争する危険な国というイメージが定着していたが1998に和平の合意がなされ、いまは落ち着いている。しかし、この国にとってイギリスの圧政と搾取の歴史はあまりにも長く過酷だった。

アイルランドの独立運動のきっかけをつくったのは、美しく清楚なたたずまいを見せるデリーの町における「血の日曜日」事件だった。1972年、公民権デモに対しイギリス軍が発砲し、13人が死亡した。

その事件を永遠に記憶するために暴挙のあった通りに面して建つ民家の壁面に、さまざまな絵が描かれている。事件の状況を生々しく伝えたものから、単に暴力の否定を訴えるもの、宗教的な意味合いを持つものなど。

かつての血なまぐさい事件など想像もできない清閑な住宅街にあって、それらの絵はイギリスの加えた蛮行を厳しく批判している。しかし、声高さはなく、あくまでももの静かだ。この国の人たちは寡黙で忍耐強いが、反面激情を胸に秘める。

かつて、ジョン・フォードが故国のアイルランド魂を描いた「静かなる男」に習えば「静かな町の大いなる訴え」ということになろうか。
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